当院のカウンセリングについて

米国では心理療法、精神療法、とカウンセリングははっきり区別されますが、日本では混在しています。一般のカウンセリングは心の中の自分で意識できる部分しか取り扱うことができませんが、サイコセラピー、つまり対話による心の(サイコ)治療(セラピー)は、心の深奥の無意識の部分まで取り扱うことができます。当院のカウンセリングはこのサイコセラピーです。
では、当院でのカウンセリング、サイコセラピーについて説明致します。あえて定義させて頂くと、主に心理的な問題や悩みについて言語(会話)によるサポートを目的とした相談行為ということになります。これには、相談に来られる方の秘密保持、安心、施設の信用が前提になるのは言うまでもありません。これに対し当院では医療機関としての届け出を青葉区保健所に行い、正式な医療機関としての検査確認を受けております。予約制とすることで、他の相談者の方と重なることを避け、診療所自体も普通のマンションとすることで、他人に知られることがないようにしています。
予約、受付には経験豊かな人を配置しております。実際の相談も、卵円形のテーブルを挟んで行われ、落ち着いて、時間を気にせず、安心して相談できるようにしております。事前にHPで私の考え方がわかるように情報はHPで公開しております。具体的には電話で予約して頂くことから始まりますが、遠慮されずに電話でご希望をお伝え下さい。相談に見える方は必ずしもご本人とは限りません。実際に、親御さん、親戚の方、ご友人のほうが数としては多いのです。
相談に見えられた事情や、その対象となる方の今までの人生のこと等をお聞きしながら、私の今までの医者としての経験や、心理療法、精神療法の技法、例えば、認知行動療法、精神分析、交流分析等を適宜用いながら、サポートさせて頂くことになります。何より大事なのは、相談に見えられた方の主観を何よりも大切にするということです。そうすることで、その方の考え方、物のとらえ方がわかってきます。そのことから、幼少時から今までの発達の問題、人間関係の悩みの原因、さらには現在の葛藤の原因が、初めて浮き彫りになってくるのだと思っています。会話(言語)を用いると先に申し上げましたが、このようなカウンセリングを行って参りますと、非言語的な交流というのもその方の心に届くには大切だということがわかってきます。
ですから、実際にその方とお会いするのが一番いい訳ですが、来られるのに抵抗があるのは何より私が一番理解しておりますので、メールによる相談も用意しておりますので、遠隔地で物理的においでになれない方も含め、ぜひメールカウンセリング、また、未成年の方には子供メール相談『心の相談室』も用意しておりますので、悩んだらすぐにメールをして下さい。なお、カウンセリングの技法については、ブログのほうに折りをみて少しずつ書かせて頂こうと思っています。

電話でのカウンセリングはいたしておりません。電話はあくまで 事務の係が予約に関するものだけお受けいたしております。ほかの方のカウンセリング中にそれを中断してカウンセラーが電話に出ることは、進行中のカウンセリングに障害になりますし、規範として許されないものと考えます。さらに、電話でのカウンセリングは害の方が多いと考えているからでもあります。カウンセリング内容に関するお問合せはメールをお使いください。